国登録有形文化財 旧田中家にて写真展を開催させていただきました。

この度は旧田中家住宅での写真展にお越しいただき、本当に有難うございました。主催のかわぐちアニマルサポートの皆さまや川口市職員の方々、また、一緒に開催案内を発信してくださった方々など、お力添え頂いたすべての皆様に改めて深くお礼を申し上げます。

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登録有形文化財 旧田中家は洋館・和館に分かれており、和館では屋久杉でつくられた天井、職人が生んだガラスには手作業ならではの凹凸がみられ、挙げればきりがないほど貴重なつくりが散りばめられています。

この建物自体がもう既にひとつの作品というわけです。さらに縁側からは、息をのむほどの日本庭園を見渡すことができます。

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今回は和館の日本間をすべて使用して、写真作品18点を展示させていただきました。その他にもイラストや掲示物を通して、おうちのない猫たちを取り巻く現状・なぜ猫たちは増えてしまうのか・川口市内で行われた実際のTNR活動の様子など、複数のテーマに沿って発信・啓発を行うことができたように感じています。

開催中は地元ラジオ局のFM川口でも取り上げてくださり、告知だけでなくラジオパーソナリティの方が実際に会場で感じたことなども合わせて発信してくださっていたことがとても印象的で有難かったです。そういった皆さまからのサポートのお陰で、来場者数は僅か二日の開催で239名と予想を大きく上回る結果となりました。ありがとうございます。

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こちらは、外の猫たちがみるみるうちに増えて地域住民たちが困っていき、周囲との意見交換を図りながら解決策を考えていくストーリー性のあるイラストボードです。かわぐちアニマルサポートに所属されているデザイナーさんが制作を担当しました。

予備知識のない方や小さな子どもたちにも分かるように、という願いを込めて作られています。その想いが通じたのか小学生や中学生も熱心に読み入り、メモを取ったり写真を撮ったり、とてもうれしい光景をみせてくれました。

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二日目には川口市の職員をお招きし、中核市としての方向性についてや市民の方々との意見交換などが行われ、今後のより良い地域の在り方を垣間見ることができたように感じます。私自身も現場での取材や撮影を通して目に映してきたこと・見解などを述べさせていただき、改めて今回の貴重な勉強の機会に感謝したい想いです。

私たちがテーマにしているこれらの問題は、単に猫だけの枠に留まらず、掘り下げれば掘り下げるほど、最終的には私たち人間の在り方に行きつくように感じます。根本の原因も解決の糸口も、どちらも間違いなく私たち人間の手にあるのです。だからこそ、行政が指針とするべき誠意ある旗を掲げながら、猫好き・猫嫌い・ボランティアと様々な立場の方々が少しずつ歩み寄ることから健全な前進はスタートしていくのでしょう。

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今後も、不幸な命が一つでも減ることを切に願います。そして、ほんの僅かなことであっても、常に考えながら自分ができる何かを見つけていくことができたら幸いです。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

亀井拓