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ニホンアナグマの赤ちゃんたちを撮影させてもらいました

今年の6月過ぎ、地道に調査を続けていたニホンアナグマの家族をようやく撮影することができました。いくつかの群巣の中から活動が活発に行われているものを選択し、さらにその群巣の中からメインで使用しているであろう巣穴を選定する必要があったのですが、正直機材の調達やその活用方法などを含め、すべてが試行錯誤の繰り返しだったように思います。

この時期は巣穴へ戻ってくるタイミングこそ読めませんでしたが、出掛けていく時間帯については調査からある程度の一貫性がありました。アナグマは巣穴から出る際、すぐには走り出たりせず、まずはちょこんと顔だけ覗かせたり、姿を見せてからも嗅覚を働かせるように辺りを伺う傾向があります。写真は巣穴周辺の様子を伺った後、ようやく全身をみせ歩き出す母アナグマの様子。

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そして、なによりも喜ばしい成果は、今年の春に生まれた赤ちゃんたちを撮影することができたことです。この場でアナグマが頻繁に活動していることは事前に把握していたのですが、この赤ちゃんたちとの巡り会わせに関しては、調査が報われたというよりも純粋に幸運と感謝という言葉に尽きると感じています。

二頭の子供たちが加わったアナグマ親子の様子。
この場は日中の調査で何度も歩いた場所なのですが、その地中にこんなにも可愛らしい赤ちゃんたちがいたのかと思うと何ともいえない感情が込み上げてきます。この日は、お母さんが周囲の安全をしっかり確認しながら、およそ1時間ほど子供たちを手の届く範囲で遊ばせていました。とても微笑ましい光景です。

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この日を境に私のアナグマ調査の当面の目的は、この子たちの成長と家族の暮らしを観察させてもらうこと、としてより具体化したのです。できる限りプレッシャーを与えないよう細心の注意を払い、彼らと対面しないための配慮を徹底しながら、活動を継続していくことになりました。